2024.10.18
本コラムでは、年末調整において事業者様と従業員様が行う手続きをご説明します。
なお、以下は「マネーフォワードクラウド年末調整(以下、クラウド年末調整)」の利用を前提としております。
年末調整とは、毎月の給与や賞与から引かれている概算の所得税と、1年間の所得税(年税額)とを比べて、その過不足額を調整・精算することをいいます。
年末調整の大まかなスケジュールは以下のとおりです。
事業者の皆様には以下を実施いただきます。
従業員の皆様の実施事項を本コラムの「3.従業員の皆様に実施いただきたいこと」に記載しておりますので、該当箇所と年末調整の自社スケジュールについて従業員の皆様にご案内ください。
クラウド年末調整では、会社情報・従業員情報等の情報をマネーフォワードクラウド給与(以下、クラウド給与)から連携します。
「一般情報」タブを選択すると、「一般情報」画面が表示されます。
「一般情報」画面では、従業員の住所や氏名などの基本情報、入社日や契約種別などの業務情報、および所得税の計算に関係する扶養情報を登録できます。
「基本情報」では、従業員の氏名や住所などを登録できます。
「生年月日」は保険料の計算などに利用されるため、正しい情報を登録してください。
「在籍情報」では、従業員の入社日や退職日などを登録できます。
「退職理由」は任意の内容を入力してください。
クラウド年末調整を開き、「連携」画面で「連携」をクリックします。
「事業者」>「申告事業所」画面で「+追加」をクリックし、「新規追加」します。
「従業員」画面で「インポート・連携」をクリックし、従業員を追加します。
クラウド年末調整上で年末調整の手続きを行うために、従業員にログイン用のID(マネーフォワード ID)を付与する必要があります。
「従業員」画面でマネーフォワードIDを設定する従業員の「編集」をクリックします。
マネーフォワード IDは、「メールアドレス」または「ログインID」いずれかで設定します。
①原本回収
クラウド年末調整にて従業員よりアップロードされた書類は、従業員からの原本回収および保管が必要な書類です。そちらの回収と保管をお願いいたします。
以下の書類について、従業員から紙の原本を回収して7年間自社で保管します。
(★)詳しくは、国外居住親族に係る扶養控除等の適用について|国税庁 (nta.go.jp)をご参照ください。
1. 「手続き」画面で原本を回収した従業員にチェックを入れ、「原本回収」をクリックし「「回収済」にする」を選択します。
※「原本回収」のステータス変更は、「依頼中」〜「確定済」までのステータスの従業員について行うことができます。
2.「保存しました。」とメッセージが表示され、原本回収のステータスが「回収済」に変わります。
ここまで完了されましたら、リゾルト会計事務所へご報告ください。
年末調整の⼿続きに利⽤するメールアドレス宛にマネーフォワードクラウドからパスワード設定依頼メールが届きます。そちらの案内に従いパスワードを設定ください。
詳細は、マネーフォワード クラウド年末調整の流れ(従業員用)をご参照ください。
年末調整において、控除のために以下の書類が必要となりますので、大切に保管をお願いいたします。
年末調整の実施依頼が従業員の皆様のメールアドレスに届きますので、URLから年末調整の回答を行います。
具体的な手順の詳細はマネーフォワード クラウド年末調整の流れ(従業員用)をご参照ください。
原本の提出が必要な書類を会社に提出します。
年末調整の手続きが完了された後、クラウド年末調整上で源泉徴収票を確認することができます。
源泉徴収票の公開時期は、会社のご担当者様へお尋ねください。
お気軽にお問合せください。